メガンテのメタル三昧

私メガンテがメタルについて語ります。新譜紹介やライブレポートの他、blackmetalとdjentを中心にオススメ盤の紹介なども行います

【機材紹介シリーズ】 第1回俺的!歪みペダル紹介!!

今回の記事ではディストーションペダルやオーバードライブを
含めた、所謂歪み系ペダルと呼ばれるエフェクターを紹介して
いきたいと思います。

中でもデュアルスイッチ、つまり一台のエフェクターにスイッチが
2つ搭載されているもの特集、ということでお送り致します。 


■MAXON ( マクソン ) / RTD800 Real Tube Overdrive/Distortion

 

真空管を搭載しているオーバードライブ/ディストーションペダル。

古くから愛用されているオーバードライブから、近年のメタリックな
サウンドまでを幅広くカヴァーするのは真空管搭載ペダルの特権だろう。

ブーストスイッチは最大8dbまでを原音を損なわずにクリーンにブースト
させてくれるためにソロプレイの際に最適である。

パラメーターは、GAIN,BASS,MID,TREBLE,MASTER,そしてノイズリダクションの
合計6つ。オーバードライブとディストーションのモード切替、または
ノイズリダクションのオンオフをスイッチで操作できるのも一つの特徴である。

 

■MXR ( エムエックスアール ) / MC402 Boost Overdrive

 現在調査中

■Stafford X MAXON ( スタッフォード ) / Dual Boostrex 1929T

 現在調査中

■TC-Helicon / DITTO MIC LOOPER

ここで変わり種を一つ。

デュアルスイッチのペダルつながりということで、こちらを紹介します。
t.c.electronicのditto looperの上位互換機種とも言っていいこちらのペダル。
前作のditto looperでストレスを感じていた人にはもってこいの一台です。

ループスイッチと演奏を止めるストップスイッチが独立しているのが
最大の特徴と言えるでしょう。


■XOTIC / RC Booster V2 ブースター エキゾチック

あのスコット・ヘンダーソンモデルのブースターを元にリニューアルして
作られたというこちらのブースター。


■Electro-Harmonix / EHX TORTION

 現在調査中

 ■CARL MARTIN カールマーチン / HOT DRIVE BOOST 2

前作のHOT DRIVE'N BOOSTを引き継いでの2作目。
1作目よりもさらに深い歪みを実現させた一台。
ブーストスイッチは最大20dbまでブーストすることが可能な仕様になっています。
ディストーション、というよりもオーバードライブ系の歪みが得られるペダルですね。

ブーストスイッチがついているのはありがたいです。
しかも、20dbまで原音を変えずに音量をブーストできるというのは
リードプレイなどの際に便利ですね。


■CARL MARTIN カールマーチン / DC DRIVE

こちらも同じくカールマーティンのオーバードライブペダルです。
先ほど紹介したHOT DRIVE BOOSTよりも深く、シャープでズンとくる
歪みが得られる、という印象があります。
今風のハイゲインペダルに比べると歪みの量は少なめに感じるかも
知れませんが、FATモードに切り替えて、ゲインをマックスにすれば、
それなりに深い歪みは得られます。

何より、ブーストセクションのスイッチが凄いのです!
原音を全く変えず、そして損なわずに最大12デジベルまで音量を
ブーストさせられます。リフの時はオフにして、ソロで音量だけを
少しブーストさせたい、という時などに最適です。

ゲインをマックスにしても、決して攻撃的で尖ったサウンドでは
ありませんので、ディストーションサウンドを持ち味にした
現代フュージョンや、テクニカルでエモーショナルなギターインスト
などにも使える一台です。

 

■SCHECTER Dragon Driver Black Limited Edition

次はこちら。
あの地獄のメカニカルトレーニングで有名な地獄カルテットの
小林信一氏が全面的にプロデュースしたディストーションペダルです。

小林信一氏が制作に徹底的に関わり、自身のセミナーなどでも愛用している
というこのペダルがメタラー御用達の鬼歪み仕様でないわけがありません。

切り裂くようでいて、どこか豊かで艶やかなサウンドのリフプレイと
地獄本でもお馴染みの怒涛のフルピッキングやスウィープなどの超絶テクニック
を持ち味とする小林信一氏。

このペダルは、その小林氏の持ち味を全面的に活かす能力を持つペダルで、
リフプレイにも激しいソロプレイにも対応する音色が特徴です。

小林信一氏によると、メーカー側からの指示で、ゲインは常にマックスにして
使うように、、との事(笑)なるほど、ゲインをマックスにしても決して歪みすぎ
、というサウンドにはならず、むしろいい感じのハイゲインさを感じるサウンドです。

ちなみにこちらのペダル、ゲインを0にしても、結構歪みます(笑)
普通のオーバードライブを12時くらいに設定したのと同じくらい歪むのでは
ないでしょうか。

そして、こちらのペダルももちろんデュアルスイッチです。
ブーストスイッチをオンにすると、ミドルが足されたようなサウンドになり、
ソロプレイの際に際立った音になります。

ただ、惜しむらくは、前に紹介したカールマーティンのDCドライブなどの様に、
ブーストセクションのパラメーターを調節するノブが存在しない事でしょうか。

ですので、私的にはこのブーストスイッチはクリーンブーストの役割として
考えるのではなく、音色の使い分け的な用途として考えて、ソロの際のクリーン
ブーストは別に用意する、というやり方も一つの使い道なのでは?と思います。

ちなみに、こちらのペダル。7弦ギターに繋いでも低音が埋もれることなく結構
ブライトな音で再生されます。小林氏もライブやセミナーで愛用している
IGNATERのアンプシミュレーター的な側面もあり、地獄信者の7弦ギタリスト
にはマストアイテムといっても過言ではないでしょう。

またまたちなみに、こちらのblack limited editonは、前作のDragon Driverの後継機で、
サウンドも前作の無印Dragon Driverと比べて違いがあるそうです。

ご本人も、曲によってこの二つを使い分けているのだとか。
エモーショナルな表現力を主体とした曲は無印、激しくへヴィな曲はこちらの
black limited editionを使用する、、といった感じでしょうか。

地獄信者は2つ揃えて、音の違いを楽しむのもありかも知れませんね!

 

■Seymour Duncan PICKUP BOOSTER

先ほど紹介したDragon Driver Black Limited Editionと合わせて
私が実際に使っているペダルがこちらです。

もともとはゲインブースターとして、メインの歪みの前に繋いでいたのですが、
Dragon Driver Black Limited Editionは単体でも十分歪みますし、アンプ側を
クランチ程度に軽く歪ませた上で使用すると最近のハイゲインペダルにも
匹敵する歪みを得られますし、前述したとおりブーストスイッチで音圧を上げる
事も可能ですので、これ以上のブーストは必要ないでしょう。

というわけで、私はこのPICK UP BOOSTERをクリーンブーストとして使用
しております。まず、PICK UP BOOSTERには3つのモードがあって、
真ん中のflatというチャンネルが、原音をクリアにブーストする役割を持ちます。

3つのモードを開設すると、1チャンネル目がヴィンテージ風ハムバッカ―サウンド、
2つ目が先ほどのflatチャンネル、つまりはクリーンブースト、3つ目がDuncan Distortionのような重厚なハムバッカ―サウンドにブーストします。

ストラトを持ちながら、レスポールのような重厚なサウンドが得られる、という
のがこのペダルの最大の特徴です。

ちなみに私の使い方は、ギター側から、DOD yjm 306preamp→Dragon Driver→PICKUP
BOOSTERという順番に繋いでいます。(必要に応じて、メインとクリーンブーストをDC Driverにお任せして、PICKUP BOOSTERをゲインブーストに使用することもあります)  

 

以上、私がオススメする、または気になっている歪み系ペダルを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

また気になる機材を紹介する記事を書きたいと思いますので、機材マニアの方は
お楽しみに(笑)今回は他のペダルとの兼ね合いや、インピーダンスなどの話には触れませんでしたが、次回はそういったいわゆる「電気のお話」も交えた機材紹介記事を
書きたいと思います。

それでは今回はこれにて失礼いたします。
ご拝読ありがとうございました。